病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

アイフリーコーワAL(医療用のゼペリン点眼液0.1%と同じ成分の市販薬)

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アイフリーコーワALは、医療用医薬品のゼペリン点眼液0.1%と同じ成分(アシタザノラスト水和物)を含む抗アレルギー作用を持つ一般用医薬品です。

2011年にスイッチOTC化され、2012年11月に興和から発売されました。

ゼペリン点眼液0.1%は医師の処方せんが必要ですが、市販薬のアイフリーコーワALであれば、処方せん無しでも薬局やドラッグストアで購入可能です。

アイフリーコーワALの特徴

[deco_bg image=”paper1″ width=”450″](興和株式会社ホームページより)

  1. 日本で初めて、医療用成分のアシタザノラスト水和物をスイッチ OTC 化したアレルギー専用点眼薬です。
  2. ノンクールタイプの「しみにくく、やさしいさし心地」のお薬です。
  3. 花粉など季節性のアレルギーによる症状に使用する場合は、症状の軽い早めの時期からの使用がより効果的です。

ノンクールタイプなので、花粉・ハウスダストなどでデリケートになった目にもしみにく
く、やさしいさし心地のアレルギー専用点眼薬です。[/deco_bg]

 

アシタザノラスト水和物の作用機序:ケミカルメディエータ遊離抑制作用

細胞膜を安定化して破れにくくする作用があり、ヒスタミンなどが放出されるのを抑えることで目のアレルギー症状の発生を防ぎます。(興和ホームページより)

同じ成分を含有する医療用医薬品名

ゼペリン点眼液0.1%

成分と含有量

医療用のゼペリン点眼液0.1%と同じく、アイフリーコーワALは1mL中にアシタザノラスト水和物を1.08mg(アシタザノラストとして1.0mg)含んでいます。

医療用と市販薬の違い

ゼペリン点眼液0.1%とアイフリーコーワALの濃度は同じです。効果は同じです。違いとしては、医療用のゼぺリン点眼液0.1%が1本5mLであるのに対してアイフリーコーワALは1本10mLであることぐらいです。

リスク分類

第1類医薬品

薬効分類

アレルギー用点眼薬

以下の症状にお使いいただけます

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目のかゆみ、目の充血、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)、目のかすみ(目やにの多いときなど)

用法・用量

1回1~2滴、1日4回(朝・昼・夕方及び就寝前)点眼してください。

使用上の注意点(詳細は添付文書で必ず確認してください)

7歳未満の幼児には使用できません。
 

価格・値段

メーカー希望小売価格  10mL:¥1554

アイフリーコーワALは通販(ネット)でも購入できます

アイフリーコーワAL点眼液の最安値(価格比較)

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

他にも、薬剤師のための転職ブログ(ファマブロ)も運営しています。

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