病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

医療用『リザベン点眼液』と同じ成分の薬は処方せん無しで購入可能?

医療用『リザベン点眼液』と同じ成分の薬は処方せん無しで購入可能?
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病院でもらった『リザベン点眼液』と同じ薬って処方せんが無くても薬局やドラッグストアで購入できますか?

『リザベン点眼液』ですね。
では今回は『リザベン点眼液(成分名:トラニラスト)』と同じ成分の薬が一般用医薬品として購入できるか解説していきます。

この記事書いた人
phama_di(ファマディー)

<プロフィール>

  • 大手調剤薬局の管理薬剤師
  • 管理薬剤師歴は10年以上
  • 一般用医薬品も幅広く販売

スイッチOTC成分を正しく使って上手にセルフメディケーションをするお手伝いをしていきます。

『リザベン点眼液0.5%(成分名:トラニラスト)』と同じ成分の一般用医薬品があります。処方せんが無くても薬局やドラッグストアで購入可能です。

医療用(先発品):『リザベン点眼液0.5%』

医療用(後発品):トラニラスト点眼液0.5%

目次

トラニラストってどんな薬?

トラニラストは、肥満細胞及び各種炎症細胞からのケミカルメディエーター(ヒスタミン,ロイコトリエン等)の遊離を抑制することにより、抗アレルギー作用を示し、目のかゆみを抑えます。

医療用の『リザベン点眼液0.5%』と同じ成分の一般用医薬品は購入可能

医療用の『リザベン点眼液0.5%』はスイッチOTC化されていますので、処方せんが無くても薬局やドラッグストアで購入が可能です。

ロートアルガードプレテクトという商品がトラニラスト単剤で販売されていましたが、残念ながら販売終了となってしまいました。

よって、リザベン点眼液と全く同じ一般用医薬品は現在ありません

ちなみに、リザベン点眼液と同じ成分のトラニラストを含んでいる一般用医薬品の点眼薬は以下の通りです。

ロートアルガードクリニカルショットとロートアルガードクリニカルショットmには、トラニラストに加えて3つの成分が含まれています。

その3つの成分とは、クロルフェニラミンマレイン酸塩、プラノプロフェン、タウリン。

  • クロルフェニラミン:かゆみを止める成分
  • プラノプロフェン:抗炎症成分
  • タウリン:栄養を補給し、新陳代謝を促進する成分

リザベン点眼液と全く同じとは言えませんが、効果はこちらの方が良いかもしれません。

ロートアルガードクリニカルショットとロートアルガードクリニカルショットmの違い

ロートアルガードクリニカルショットとロートアルガードクリニカルショットmの違いはl-メントールの有無

清涼感が不要な方や目にしみるのが嫌な方は、l-メントールが入っていないロートアルガードクリニカルショットm(マイルド)の方をおすすめします。

清涼感の有無で目のかゆみへの効果は関係ありません。差し心地の違いだけです。

医療用の『リザベン点眼液(成分名:トラニラスト)』と一般用医薬品の違い

医療用の『リザベン点眼液(成分名:トラニラスト)』と一般用医薬品とでは、先ほど説明した含有成分以外にも違いがあります。

1本あたりの量が異なる

医療用のリザベン点眼液は1本5mL入りですが、ロートアルガードクリニカルショット、mともに1本13mLです。

効能・効果が異なる

効能・効果とは、使用できる疾患の範囲の事。薬の強さではありません。

医療用の『リザベン点眼液(成分名:トラニラスト)』は以下の疾患に使用できます。

アレルギー性結膜炎

それに対し、一般用医薬品では

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)

となっています。

文面は異なりますが医師が診断しているかしていないかの違いですので、同じと考えていただいてよいでしょう。

詳細は購入時に薬剤師等から説明を受け、製品添付の文書の通りの正しい使用をお願いいたします。

使用できる年齢が異なる

医療用のリザベン点眼液は、添付文書上では使用できる年齢に制限はありません。

ですが、一般用医薬品のロートアルガードクリニカルショット、ロートアルガードクリニカルショットmは7歳未満の小児への使用はできません

トラニラスト含有の一般用医薬品(点眼薬)を購入する際の注意

トラニラスト含有の点眼薬を使用できない方もいます。購入の際には薬剤師等に確認をお願いします。

1.次の人は使用しないこと。
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
(2)7才未満の小児
(3)妊婦又は妊娠していると思われる人
(4)授乳中の人

7歳未満の小児には使用できませんのでご注意ください。

まとめ

『リザベン点眼液0.5%(成分名:トラニラスト)』と同じ成分の一般用医薬品が販売されていますが、配合されている成分は医療用と全く同じではありません。

また、7歳未満の小児には使用できません。

どちらも、トラニラストに加えて、以下の3成分が含まれています。

  • クロルフェニラミン:かゆみを止める成分
  • プラノプロフェン:抗炎症成分
  • タウリン:栄養を補給し、新陳代謝を促進する成分

薬剤師等に十分説明を受けたうえで購入し、用法用量を守って正しくお使いください。

医療用『リザベン点眼液』と同じ成分の薬は処方せん無しで購入可能?

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

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