病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

アセトアミノフェンのみが入った市販薬は?小児用・大人用【カロナール】

アセトアミノフェンのみが入った市販薬は?小児用・大人用【カロナール】
  • URLをコピーしました!

コロナワクチンの副反応のためにアセトアミノフェンだけの市販薬が欲しいのですが、ありますか?

アセトアミノフェン単剤の一般用医薬品ですね。
アセトアミノフェンを含む市販薬はたくさんありますが、アセトアミノフェン単剤となると限られてきます。

アセトアミノフェン単剤の商品を紹介していきましょう。

この記事書いた人
phama_di(ファマディー)

<プロフィール>

  • 大手調剤薬局の管理薬剤師
  • 管理薬剤師歴は10年以上
  • 一般用医薬品も幅広く販売

スイッチOTC成分を正しく使って上手にセルフメディケーションをするお手伝いをしていきます。

医療用にも使われている解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン単剤の製品を紹介します。もちろん処方せんが無くても薬局やドラッグストア、インターネットでの購入が可能です。

目次

アセトアミノフェンってどんな薬?

アセトアミノフェン(医療用ではカロナール):中枢性に働いて解熱鎮痛作用を示します。平熱の時にはそれ以上体温を下げることはほとんどないため、熱が無くても痛み止めとして服用することができます。

市販薬で15歳未満の小児に使用できる解熱鎮痛薬はこのアセトアミノフェンだけです。

アセトアミノフェン単剤の市販薬

アセトアミノフェン単剤の市販薬は以下の通りです。

小児用坐剤

  • こどもパブロン坐薬
  • キオフィーバ(坐剤)
  • キオリトル(坐剤)

小児用内服薬

  • 小児用バファリンCII
  • 小児用バファリンチュアブル

小児から成人まで使用可能な内服薬

  • バファリンルナJ
  • アイユニーピュア
  • アセトアミノフェンAF錠
  • アセトアミノフェン錠HP
  • アセトアミノフェンC錠
  • アセトアミノフェンK錠
  • セシオン解熱鎮痛薬AP
  • ディパシオACa
  • ノーシンアセトアミノフェン錠A
  • ノーシンAc
  • プレミナスACa
  • ポパドンA
  • レスラックA
  • 薬師鎮痛薬a

成人(15歳以上)のみ使用可能

  • アセトアミノフェン錠「クニヒロ」
  • タイレノールA
  • ラックル速溶錠

子供用と成人用に分けて紹介していきます。

子供用アセトアミノフェン単剤 一般用医薬品(市販薬)

こどもパブロン坐薬

成分 1個中分量
アセトアミノフェン100mg

こちらは飲み薬ではなく坐薬です。医療用のアンヒバ坐剤100mgと同じ量のアセトアミノフェンが含まれています。

1歳から12歳まで使用できます。

キオフィーバ

成分 1個中分量
アセトアミノフェン100mg

キオフィーバも坐剤です。こどもパブロン坐薬と中身は同じです。

キオリトル

成分 1個中分量
アセトアミノフェン100mg

キオリトルも坐剤です。

アセトアミノフェンの坐剤は以下の症状に使用できます。

小児の発熱時の一時的な解熱

小児用バファリンCII

成分 (1錠中)分量
アセトアミノフェン33mg

[年齢:1回量:服用回数]
11才以上15才未満:6錠:1日3回を限度とする
7才以上11才未満:4錠:1日3回を限度とする
3才以上7才未満:3錠:1日3回を限度とする
3才未満:服用しないこと

フルーツ味の小粒の錠剤です。

小児用バファリンチュアブル

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン50mg

水なしで飲めるチュアブル錠で、かみ砕くか、口の中で溶かして服用します。

小児用バファリンCIIとは1錠当たりのアセトアミノフェン量が異なるので注意が必要です。

[年齢:1回量:服用回数]
11才以上15才未満:4錠:1日3回を限度とする
7才以上11才未満:3錠:1日3回を限度とする
3才以上7才未満:2錠:1日3回を限度とする
3才未満:服用しないこと

子供から成人まで使えるアセトアミノフェン単剤 一般用医薬品(市販薬)

商品によって1錠当たりのアセトアミノフェン含有量が異なっています。

使用できる年齢もそれに伴い異なりますので使用上の注意をよく読んでください。

バファリンルナJ

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン100mg

苦くないフルーツ味です。水なしで飲めるチュアブル錠で、かみ砕くか、口の中で溶かして服用します。

1錠中にアセトアミノフェンを100mg含んでいます。

[年齢:1回量:服用回数]
15才以上:3錠:1日3回を限度とする
11才以上15才未満:2錠:1日3回を限度とする
7才以上11才未満:1錠:1日3回を限度とする
7才未満:服用しないこと

アイユニーピュア

成分 1錠中分量
アセトアミノフェン100mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):3錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
11才〜14才:2錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才〜10才:1錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才未満:服用しないでください。

アセトアミノフェンAF錠

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):2錠:1日3回
7才以上15才未満:1錠:1日3回
7才未満:服用しないこと

アセトアミノフェン錠HP

成分 1錠中分量
アセトアミノフェン100mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):3錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
11才〜14才:2錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才〜10才:1錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才未満:服用しないでください。

アセトアミノフェンC錠

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):2錠:1日3回
7才以上15才未満:1錠:1日3回
7才未満:服用しないこと

アセトアミノフェンK錠

成分 1錠中分量
アセトアミノフェン100mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):3錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
11才〜14才:2錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才〜10才:1錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才未満:服用しないでください。

セシオン解熱鎮痛薬AP

成分 1錠中分量
アセトアミノフェン100mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):3錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
11才〜14才:2錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才〜10才:1錠:1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才未満:服用しないでください。

ディパシオACa

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):2錠:1日3回
7才以上15才未満:1錠:1日3回
7才未満:服用しないこと

ノーシンアセトアミノフェン錠A

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):2錠:3回を限度とする
7歳以上15歳未満:1錠:3回を限度とする
7歳未満の乳幼児:服用しないこと

ノーシンAc

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15才以上):2錠:3回を限度とする
7才以上15才未満:1錠:3回を限度とする
7才未満の乳幼児:服用しないこと

プレミナスACa

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):2錠:1日3回
7才以上15才未満:1錠:1日3回
7才未満:服用しないこと

ポパドンA

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):2錠:1日3回を限度とする
7〜14才:1錠:1日3回を限度とする
7才未満:服用しないでください

レスラックA

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン150mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):2錠:1日3回を限度とする
7〜14才:1錠:1日3回を限度とする
7才未満:服用しないでください

薬師鎮痛薬a

成分 1錠中分量
アセトアミノフェン100mg

[年齢:1回量:服用回数]
成人(15才以上):3錠
11才〜14才:2錠
5才〜10才:1錠
 1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。
5才未満:服用しないでください。

いずれも以下の症状に使用可能です。

1)頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽のど痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛
2)悪寒・発熱時の解熱

成人のみ使用可能なアセトアミノフェン単剤 一般用医薬品(市販薬)

ここからは、1錠当たりのアセトアミノフェン含有量が300mgと多いため、成人のみ使用可能な商品となっています。

アセトアミノフェン錠「クニヒロ」

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン300mg

[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):1錠:3回まで。服用間隔は4時間以上おいてください。
15歳未満:服用しないでください。

タイレノールA

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン300mg

[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):1錠:3回まで。服用間隔は4時間以上おいてください。
15歳未満:服用しないでください。

ラックル速溶錠

成分(1錠中)分量
アセトアミノフェン300mg

水に触れるとすぐに溶け出す速溶錠です。

成人(15歳以上),1回1錠,1日3回を限度とし,なるべく空腹時をさけて,かみくだくか,軽く口中で溶かした後,水と一緒に服用して下さい。服用間隔は4時間以上おいて下さい。15歳未満は服用しないで下さい。

医療用のカロナール錠と市販薬の違い

医療用も市販薬もアセトアミノフェンの成分自体は同じです。

アセトアミノフェン含有量が異なる

医療用のカロナールには原末、細粒、200mg錠、300mg錠、500mg錠と様々な規格あります。

市販薬も1錠当たりに含まれているアセトアミノフェンの含有量は様々です。

用法用量をよく確認して使用してください。

効能・効果が異なる

同成分、同量であれば効果は同じです。ここでいう効能・効果とは、どういった症状に使用可能かという意味です。効き目ではありません。

医療用の『カロナール錠(成分名:アセトアミノフェン)』は以下の疾患に使用できます。

○下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症
○下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
○小児科領域における解熱・鎮痛

それに対し、市販薬は以下の症状に使用可能です。

1)頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽のど痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛
2)悪寒・発熱時の解熱

坐剤は一時的な解熱のみ使用可能です。

.

安全性が高いと言われているアセトアミノフェンを使用できない方もいます。

1.次の人は使用しないでください。
 (1)本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
 (2)本剤又は他の解熱鎮痛薬,かぜ薬を使用してぜんそくを起こしたことがある人。
2.本剤を使用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないでください。
 他の解熱鎮痛薬,かぜ薬,鎮静薬
3.使用時は飲酒しないでください。
4.長期連用しないでください。

アセトアミノフェンが入っている市販薬まとめ

  • アセトアミノフェン配合の市販薬はたくさんありますが、単剤の製品は意外と少ないです。
  • 市販薬のアセトアミノフェンも医療用のアセトアミノフェンも効果は同じです。
  • アセトアミノフェンの用量が商品によって異なりますので、用法用量をよく読んで使用してください。
  • アセトアミノフェンの市販薬で1錠当たり最も多く含まれているのは300mgです。以下の3種類です。
アセトアミノフェンのみが入った市販薬は?小児用・大人用【カロナール】

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

免責事項
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。 また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

Follow @pharma_di

目次
閉じる