病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

フェルビナクの入った塗り薬【消炎鎮痛薬】の市販薬のおすすめは?

フェルビナクの入った塗り薬【消炎鎮痛薬】の市販薬のおすすめは?
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医療用と同じ成分の塗り薬で、あの固体の商品はありますか?あれを塗ると肩がすごく楽になるような気がしたので、もしあれば欲しいなと。

フェルビナクスチック軟膏3%』でしょうか。

では、今回は医療用のナパゲルン軟膏、ナパゲルンローションに使用されているフェルビナク含有の塗り薬について解説していきます。

スチックゼノールAかな?でもフェルビナクの方が効くからいいか)

この記事書いた人
phama_di(ファマディー)

<プロフィール>

  • 大手調剤薬局の管理薬剤師
  • 管理薬剤師歴は10年以上
  • 一般用医薬品も幅広く販売

スイッチOTC成分を正しく使って上手にセルフメディケーションをするお手伝いをしていきます。

医療用の『ナパゲルン軟膏、ナパゲルンクリーム、ナパゲルンローション』の有効成分フェルビナクは1995年にスイッチOTC化されましたので、処方せんが無くても薬局やドラッグストア、インターネットでの購入が可能です。

医療用(先発品)

  • ナパゲルン軟膏3%
  • ナパゲルンクリーム3%
  • ナパゲルンローション3%

医療用(後発品)

  • フェルビナクスチック軟膏3%
  • フェルビナクローション3%
  • フェルビナク外用ポンプスプレー3%
目次

フェルビナクってどんな薬?

フェルビナクはフェニル酢酸系の非ステロイド性抗炎症薬で、抗炎症、鎮痛作用を示します。痛みや炎症の原因物質であるプロスタグランジン生合成を抑制することで痛みや炎症を抑えます。

医療用としては『セルタッチ』の商品名でテープ剤とパップ剤が、『ナパゲルン』の名前で軟膏とクリーム剤、ローション剤が使用されています。

フェルビナクが含まれている医療用の塗り薬について

医療用のフェルビナク含有の塗り薬には4種類あります。

  • チューブに入った軟膏
  • まわして押し出すタイプの固形軟膏(チックタイプ)
  • チューブに入ったクリーム
  • ローション(液剤)・ゲル

では市販薬のフェルビナク含有の塗り薬にはどのような商品があるのでしょうか。

医療用に近い商品に絞って紹介していきます。

フェルビナク含有の市販薬(まわして押し出すタイプの固形軟膏・チックタイプ)

ゼノールエクサムSX

成分 100g中分量
フェルビナク3g
l-メントール2.7g

ゼノールエクサムFX

成分 100g中分量
フェルビナク3g
l-メントール3g

ゼノールエクサムSXとFXの違いは、1本あたりの量とl-メントールの濃度。そして、ゼノールエクサムFXのほうが容器がスリムであるという点です。効果はどちらでも同じです。

フェイタスチックEX

成分 100g中分量
フェルビナク3.0g
l-メントール6.0g

上のゼノールエクサムよりもl-メントールが多く含まれています。

爽快感が欲しいかたはこちらがおすすめです。

フェルビナク含有の市販薬(ローション・液剤・ゲル)

フェイタスローション

成分 100mL中分量
フェルビナク3g
l-メントール3g

医療用のナパゲルンローションにはl-メントールが入っていませんが、フェイタスローションには入っています。残念ながらそこが違います。

リフェンダローション

成分 100mL中分量
フェルビナク3g
l-メントール3g

リフェンダローションもl-メントール入りです。

フェルビナク含有の市販薬(チューブに入ったクリーム)

フェイタスクリーム

成分 100g中分量
フェルビナク3g
l-メントール3g

フェイタスクリームにも医療用には入っていないl-メントールが入っています。

ロイヒクリーム フェルビ

成分 100g中分量
フェルビナク3.0g
l-メントール3.0g

フェイタスクリームと効果は同じです。

フェルビナク含有の市販薬(噴霧剤)

エアーサロンパスDX

成分 原液100g中分量
フェルビナク3g
l-メントール3g

フェルビナク3%含有のスプレータイプです。

チューブに入ったフェルビナク含有の軟膏タイプの商品はありませんでした。

フェルビナク含有の医療用医薬品と市販薬の違い

フェルビナク含有の医療用医薬品と市販薬との間には違いがあります。

効能・効果が異なる

効能・効果が異なります。効果といっても効き目が違うわけではありません。

医療用の『ナパゲルンローション』は以下の疾患に使用できます。

下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
 変形性関節症
 筋・筋膜性腰痛症
 肩関節周囲炎
 腱・腱鞘炎
 腱周囲炎
 上腕骨上顆炎(テニス肘等)
 筋肉痛
 外傷後の腫脹・疼痛

一般用医薬品のフェルビナク含有の塗り薬は以下の疾患に使用できます。

関節痛,筋肉痛,腰痛,腱鞘炎(手・手首・足首の痛みとはれ),肘の痛み(テニス肘など),打撲,捻挫,肩こりに伴う肩の痛み

※フェイタスチックEXより

使用できる年齢が異なる

医療用の『ナパゲルン軟膏、ナパゲルンクリーム、ナパゲルンローション』は添付文書上、使用できる年齢に制限はありません。

それに対し、市販のフェルビナク含有の塗り薬は15歳未満の小児は使用できません。

フェルビナク含有の一般用医薬品を使用してはいけない人

一般用医薬品のフェルビナク含有製品を使用できない方もいます。購入時は薬剤師等から説明を受けて購入してください。

1.次の人は使用しないでください。
 (1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
 (2)ぜんそくを起こしたことがある人。
 (3)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (4)15歳未満の小児。
2.次の部位には使用しないでください。
 (1)目の周囲,粘膜等。
 (2)湿疹,かぶれ,傷口。
 (3)みずむし・たむし等又は化膿している患部。

※フェイタスチックEXより

製品によって注意事項が異なりますので、購入前に薬剤師等に確認してください。

フェルビナク含有の塗り薬(市販薬)のまとめ

  • フェルビナクは医療用にも使用されている成分です。
  • 市販薬には医療用と同じ濃度のフェルビナクを含有したゲル剤、スチック剤、クリーム剤、噴霧剤があります。
  • 15歳未満には使用できません。

効果はどれも同じです。患部によってどの剤型が塗りやすいかで選んでください。

同じ成分のパップ剤(湿布)、テープ剤については別の記事にまとめました。

違う成分の消炎鎮痛薬の塗り薬はこちらをご覧ください。

フェルビナクの入った塗り薬【消炎鎮痛薬】の市販薬のおすすめは?

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

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