病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

アイリスAGガード(医療用のザジテン点眼液と同じ成分を含む一般用医薬品)

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アイリスAGガードは、医療用医薬品のザジテン点眼液0.05%(一般名:ケトチフェンフマル酸塩)と同じ成分を含むアレルギー用点眼薬です。

ザジテン点眼液は医師の処方せんが必要ですが、市販薬のアイリスAGガードは医療用と同じ成分を含んでいるにもかかわらず、処方せんが無くても薬局やドラッグストアで購入可能です。

 

アイリスAGガードと医療用医薬品ザジテン点眼液との違いは配合成分

医療用のザジテン点眼液の薬効成分はケトチフェンフマル酸塩のみ。

アイリスAGガードにはケトチフェンフマル酸塩に加え、グリチルリチン酸二カリウム、アミノエチルスルホン酸(タウリン)を配合しています。この3種類が一緒に入っている医療用医薬品はありません。

医療用ザジテン点眼液と全く同じ組成の一般用医薬品をお探しの方はこちら⇒ザジテンAL点眼液(医療用ザジテン点眼液の市販薬)

 

アイリスAGガードの特徴

[deco_bg image=”paper1″ width=”450″](大正製薬ホームページより)

  • アイリスAGガードは、抗アレルギー成分「ケトチフェンフマル酸塩」にグリチルリチン酸二カリウム、タウリンを配合。アレルギー眼症状を引き起こす原因物質(ヒスタミンなど)の発生を抑え、かゆみ・炎症などを鎮め、炎症により傷ついた目の状態を整えます。
  • 清涼感のあるクールなさし心地です。

[/deco_bg]

ケトチフェンフマル酸塩の作用機序:抗アレルギー作用

グリチルリチン酸二カリウム:生薬の甘草由来の抗炎症成分

タウリン:目に栄養を与え、新陳代謝を促進

 

同じ成分を含有する医療用医薬品名

ザジテン点眼液0.05%

成分と含有量

アイリスAGガードは100mL中に以下の成分を含有しています。

  • ケトチフェンフマル酸塩69mg(ケトチフェンとして50mg)
  • グリチルリチン酸ニカリウム250mg
  • タウリン1000mg

リスク分類

第2類医薬品

薬効分類

アレルギー用点眼薬

以下の症状にお使いいただけます

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)

用法・用量

1回1~2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼してください。

使用上の注意点(詳細は添付文書で必ず確認してください)

  1. 定められた用法・用量を厳守してください。
  2. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  3. 目の周囲に流れ出た液はすぐにふき取ってください。
  4. 容器の先が、まぶたやまつ毛に触れると、目やにや雑菌等のため、薬液が汚染又は混濁することがあるので注意してください。また,混濁したものは使用しないでください。
  5. コンタクトレンズの装着液として、また、コンタクトレンズを装着したまま使用しないでください。
  6. 本剤は点眼用にのみ使用してください。
  7. 花粉など季節性のアレルギーによる目の症状に使用する場合は、花粉飛散期に入って症状が出始めたら、症状の軽い早めの時期からの使用が効果的です。

アイリスAGガードは通販(ネット)でも購入できます

アイリスAGガードの最安値(価格比較)

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

他にも、薬剤師のための転職ブログ(ファマブロ)も運営しています。

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