病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

ザジテンAL鼻炎スプレー(医療用ザジテン点鼻液と同じ成分の市販薬)

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ザジテンAL鼻炎スプレーは、医療用医薬品のザジテン点鼻液と同じ成分(一般名:ケトチフェンフマル酸塩)を含むアレルギー性鼻炎用点鼻液です。2005年にスイッチOTC化され、ノバルティスにより販売されています。

ザジテン点鼻液は医師の処方せんが必要ですが、市販薬のザジテンAL鼻炎スプレーであれば、処方せん無しでも薬局やドラッグストアで購入可能です。

ザジテンAL鼻炎スプレーの特徴

[deco_bg image=”paper1″ width=”450″](ノバルティスホームページより)

  • ミクロの霧がやさしく鼻腔内に広がり、効果的に粘膜に行き渡る(定量噴霧スプレー採用)
  • 1回1噴霧、1日4回で効果を発揮

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フマル酸ケトチフェンの作用機序:抗アレルギー、抗ヒスタミン、抗炎症作用

⇒詳細はザジテンAL鼻炎カプセル

同じ成分を含有する医療用医薬品名

ザジテン点鼻液

成分と含有量

医療用のザジテン点鼻液と同じく、ザジテンAL鼻炎スプレーには1噴霧中にケトチフェンとして0.05mg含まれています。

医療用と市販薬の違い

医療用のザジテン点鼻液とザジテンAL点鼻液の効果は同じです。

医療用のザジテン点鼻液は1本8mL入りのみですが、市販のザジテンAL点鼻液は8mLのほかに16mL入りがあります。

ちなみに、医療用のザジテン点鼻液1本は計算上約87回分のケトチフェンが含まれていますが、実際に十分な量が噴霧できるのは約70回(各鼻腔1噴霧、1日4回で8日分程)です。

リスク分類

第2類医薬品

薬効分類

鼻炎用点鼻薬

以下の症状にお使いいただけます

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻みず(鼻汁過多)、鼻づまり

 

用法・用量

1回に1度ずつ、1日4回(朝・昼・夕方及び就寝前)両鼻腔内に噴霧してください。
(1噴霧でケトチフェンとして0.05mg)

使用上の注意点(詳細は添付文書で必ず確認してください)

  1. 花粉など季節性のアレルギー性鼻炎による症状に使用する場合は、花粉飛散期に入って症状が出始めたら、症状の軽い早めの時期からの使用が効果的です。
  2. 定められた用法・用量(必ず1日4回)を厳守してください。
  3. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  4. 点鼻用にのみ使用してください。
  5. 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗い、直ちに眼科医の診療を受けてください。

価格・値段

メーカー希望小売価格 8mL:1449円 / 16mL:2604円(税込)

ザジテンAL鼻炎スプレーは通販で購入できます

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

他にも、薬剤師のための転職ブログ(ファマブロ)も運営しています。

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