病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

医療用と同成分のアレグラFX(フェキソフェナジン)の用法・用量、使用上の注意点

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市販薬(一般用医薬品)のアレグラFX錠と医療用のアレグラ錠とでは、使用上の注意点に違いがあります。 アレグラFXを購入する際は薬剤師に説明を受けてください。

 

アレグラFX してはいけないこと

[deco_bg image=”paper1″ width=”450″] (守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります。)

  1. 次の人は服用しないでください。
    (1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
    (2)15才未満の小児
  2. 本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないでください。
     他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬,鼻炎用内服薬を含む),抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬,鎮咳去痰薬,乗物酔い薬,催眠鎮静薬等),制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤),エリスロマイシン
  3. 服用前後は飲酒しないでください。
  4. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。(動物試験で乳汁中への移行が認められています。)[/deco_bg]

 

  1. 15才未満の小児は服用しないでください⇒0~14歳の人は飲めません。15歳は服用可能です。
  2. 医療用医薬品のアレグラ錠では禁忌に設定されていませんが、一般用医薬品のアレグラFXでは注意が厳しく設定されています。

    制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)

     ⇒アレグラFXの作用が弱まります。

    エリスロマイシン
     ⇒アレグラFXの血中濃度が高まり、思わぬ副作用が出ることがあります。

    他のアレルギー用薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬

     ⇒アレグラFXと同じ作用の薬と合わせて飲むと効果はさほど変わらず、眠気等の副作用が強く出ることがあります。

  3. 服用前後は飲酒しないでください。
     ⇒アルコール中枢神経抑制作用により、眠気の副作用が強く出る場合があります。
  4. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください
     ⇒動物実験で乳汁中への移行が認められているため。

なお、妊娠中の方は、自己判断で一般用医薬品を服用せずに医師に相談することをおすすめいたします。

アレグラFXの特徴は⇒アレグラFX(医療用アレグラ錠60mgと同じ成分の市販薬)で。

アレグラFX 28錠
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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

他にも、薬剤師のための転職ブログ(ファマブロ)も運営しています。

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