病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

ストナリニZとSの違い(成分や副作用を徹底比較)

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佐藤製薬のストナリニZとストナリニSはたった1文字違いですが、中身は大きく異なります。ストナリニZとSの違いを比較してみました。

目次

ストナリニZジェルの特徴

以前はストナリニZという商品名でしたが、現在ではストナリニZジェルという商品名に代わっています。

主成分はセチリジン塩酸塩

ストナリニZは医療用医薬品のジルテック錠10mgと同じく、セチリジン塩酸塩という成分を含有しているスイッチOTC医薬品です。

効果は医療用のジルテック錠10mgと同じです。

成分 1カプセル中分量
セチリジン塩酸塩10mg

セチリジン塩酸塩は眠気が出にくい抗アレルギー薬で、その成分自体が長く効く性質をもっているため1日1回の服用で効果が24時間続きます。

このストナリニZジェルには後述するストナリニSとは異なり、塩酸フェニレフリンなどの血管収縮成分は入っていません。

ストナリニSの特徴

グループ 成分 2錠中分量
[内核]クロルフェニラミンマレイン酸塩6mg
フェニレフリン塩酸塩6mg
ダツラエキス12mg
[外層]クロルフェニラミンマレイン酸塩6mg
フェニレフリン塩酸塩6mg
ダツラエキス12mg

ストナリニSはマレイン酸クロルフェニラミン、塩酸フェニレフリン、ダツラエキスという3つの成分を含有しています。

ストナリニSと同じ成分を配合している医療用医薬品はありません。

それぞれの成分の特徴を説明していきます。

マレイン酸クロルフェニラミン

マレイン酸クロルフェニラミンは抗ヒスタミン作用をもち、くしゃみ・鼻水を止める作用があります。

マレイン酸クロルフェニラミンを含有している医療用医薬品にはポララミン錠2mgがあります。

ダツラエキス

ダツラエキスは副交感神経を遮断する作用があり、鼻水・鼻づまりの症状を緩和します。

医療用医薬品でダツラエキスを含んでいる薬はありません。

塩酸フェニレフリン

塩酸フェニレフリンは血管収縮作用があり、主に鼻づまりの症状を緩和します。

医療用医薬品で塩酸フェニレフリンを含んだ医薬品は点眼液のみで内服薬にはありません。

ストナリニSは錠剤を胃で溶ける外層と腸で溶ける内核の二重構造にすることで、1日1回1錠でも作用が長時間つづきます。

ストナリニSの成分から予想される副作用には、眠気、口の渇き、排尿困難などがあります。

結局ストナリニZとストナリニSのどっちを選べばよいのか

ストナリニZジェルが適している方
ストナリニSが適している方
  • 眠気は出ない方が良い
  • 鼻水の症状が辛い
  • 医療用のジルテック錠10mgを服用したことがある方
  • 眠気は出ても良い
  • 鼻づまりの症状が辛い
  • 短期間で症状を改善させたい

ストナリニZジェルを選んだ方が良い方は眠気や口の渇きを感じたくない人、病院でジルテック錠を処方されたことがある人、花粉症の予防をしたいが病院に行けない人は迷わずストナリニZジェルを。

とにかく早く鼻づまりの症状を改善させたい人⇒ストナリニSを(長期連用はできません。)

※服用中の薬や体質によっても選択は変わってきますので、購入時に薬剤師に相談してください。

ストナリニZジェルもストナリニSもインターネットで購入できます

ストナリニ「Z」とストナリニ「S」はたった1文字の違いですが、中に入っている成分は全く異なります。
一般用医薬品にはこういった類似の商品がたくさんあります。
同じだと思って誤って購入してしまわないよう、購入の際には薬剤師などにぜひ相談してください。

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

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