病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

ロコイド軟膏・クリームと同じ成分の薬は薬局で買える?薬剤師が解説

ロコイド軟膏・クリームと同じ成分の薬は薬局で買える?薬剤師が解説
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病院でもらった『ロコイド軟膏』と同じ薬って処方せんが無くても薬局やドラッグストアで購入できますか?

ロコイド軟膏』ですね。
では今回は『ロコイド軟膏クリーム(成分名:ヒドロコルチゾン酪酸エステル)』と同じ成分の薬が一般用医薬品として購入できるか解説していきます。

この記事書いた人
phama_di(ファマディー)

<プロフィール>

  • 大手調剤薬局の管理薬剤師
  • 管理薬剤師歴は10年以上
  • 一般用医薬品も幅広く販売

スイッチOTC成分を正しく使って上手にセルフメディケーションをするお手伝いをしていきます。

ロコイド軟膏クリーム』と同じ成分の一般用医薬品があります。
有効成分のヒドロコルチゾン酪酸エステルは1990年にスイッチOTC化されましたので、処方せんが無くても薬局やドラッグストア、インターネットで購入が可能です。

医療用にはヒドロコルチゾン酪酸エステルが0.1%入っているのに対し、市販薬は全て0.05%と半分の濃度に抑えられてしまっています。

医療用(先発品):ロコイド軟膏0.1%ロコイドクリーム0.1%

医療用(後発品):なし

目次

ヒドロコルチゾン酪酸エステルってどんな薬?

ヒドロコルチゾン酪酸エステルは合成副腎皮質ステロイド。

抗炎症作用を示します。

ステロイド外用薬の強さは5段階に区分されています。

  1. ベリーストロング(とても強い)
  2. ストロンゲスト(最も強い)
  3. ストロング(強い)
  4. ミディアム(普通)
  5. ウィーク(弱い)

の5段階のうち、ヒドロコルチゾン酪酸エステルは「ミディアム(普通)」に分類されています。

もう一つ上の段階の強さ「ストロング(強い)」に分類される商品はこちらをご覧ください。

医療用のロコイド軟膏・クリーム0.1%と同じ成分の一般用医薬品は購入可能

医療用の『ロコイド軟膏・クリーム0.1%』はスイッチOTC化されていますので、処方せんが無くても薬局やドラッグストアで購入が可能です。

有効成分として、ヒドロコルチゾン酪酸エステルが入った商品を紹介していきたいと思います。

  • セロナクリーム
  • セロナソフト
  • セロナ軟膏
  • ロコイダンクリーム
  • ロコイダン軟膏

セロナクリーム

成分分量
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.05%

1日数回,患部に適量を塗布します。

のびがよく、ベタつかないクリームです。顔や腕などの露出部に塗布しても目立ちません。ジュクジュクした部位には使用できません。


セロナソフト

成分分量
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.05%

1日数回,患部に適量を塗布します。

のびがよく、保護力の強いしっとりタイプのクリームで、カサカサしている患部にも使用できます。ジュクジュクした部位には使用できません。


セロナ軟膏

成分分量
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.05%

1日数回,患部に適量を塗布します。

のびのよい、油脂性の軟膏です。患部がカサカサしているとき、ジュクジュクしているとき、どちらでも使用できます。

クリームに比べてべたつきますが、皮膚への刺激は軟膏の方が少ないです。

似た名前の商品にセロナQT軟膏というものがあります。こちらはヒドロコルチゾン酪酸エステル単剤ではありません。

成分分量
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.05%
クロルフェニラミンマレイン酸塩0.5%
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩:かゆみ止め成分

強いかゆみを抑えたいならこちらの方が効果が高いです。

同じ配合のローションタイプもあります。

成分分量
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.05w/v%
クロルフェニラミンマレイン酸塩0.5w/v%
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩:かゆみ止め成分


ロコイダンクリーム

成分分量
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.05%

1日数回,患部に適量を塗布してください。


ロコイダン軟膏

成分分量
ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.05%

1日数回,患部に適量を塗布してください。

医療用のロコイド軟膏・クリーム0.1%(成分名:ヒドロコルチゾン酪酸エステル)と一般用医薬品の違い

医療用の『ロコイド軟膏・クリーム0.1%(成分名:ヒドロコルチゾン酪酸エステル)』と一般用医薬品の違いがあります。

濃度が異なる

医療用のロコイド軟膏・クリームはいずれもヒドロコルチゾン酪酸エステルを0.1%含んでいます。

それに対して一般用医薬品のヒドロコルチゾン酪酸エステルの濃度は半分の0.05%に抑えられています。

効能・効果が異なる

効能・効果とは、使用できる疾患の範囲の事。薬の強さではありません。

医療用の『ロコイド軟膏・クリーム0.1%(成分名:ヒドロコルチゾン酪酸エステル)』は以下の疾患に使用できます。

湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、脂漏性皮膚炎を含む)、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症

それに対し、一般用医薬品では、

湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫さされ、あせも、じんましん

となっています。

詳細は購入時に薬剤師等から説明を受け、製品添付の文書の通りの正しい使用をお願いいたします。

含有の一般用医薬品(外用薬)を購入する際の注意

ヒドロコルチゾン酪酸エステル含有の外用剤を使用できない方もいます。購入の際には薬剤師等に確認をお願いします。

1.次の部位には使用しないでください水痘(水ぼうそう),みずむし・たむし等又は化膿している患部。
2.顔面には,広範囲に使用しないでください
3.長期連用しないでください

ヒドロコルチゾン酪酸エステル含有一般用医薬品のまとめ

  • 医療用のロコイド軟膏・クリーム0.1%の有効成分(ヒドロコルチゾン酪酸エステル)はスイッチOTC化されていますので、処方せんが無くても薬局等で購入可能です。
  • 医療用は0.1%であるのに対し、一般用医薬品は濃度0.05%と半分です。
  • クリーム、ソフト、軟膏と3剤型ありますので患部の状態に合わせて購入してください。
  • かゆみ止めを配合した商品もあります。

さらにかゆみ止めが配合されているのは「セロナQT軟膏」です。

薬剤師等に十分説明を受けたうえで購入し、用法用量を守って正しくお使いください。

ロコイド軟膏・クリームと同じ成分の薬は薬局で買える?薬剤師が解説

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

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