病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

ボルタレンゲルと同じ成分の一般用医薬品は薬局で買えますか?

ボルタレンゲルと同じ成分の一般用医薬品は薬局で買えますか?
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病院でもらった『ボルタレンゲル』と同じ成分の市販薬は処方せんが無くても薬局やドラッグストアで買えますか?

医療用には『ボルタレンゲル』の他に『ナボールゲル』もあります。
では今回は、『ボルタレンゲル(成分名:ジクロフェナクナトリウム)』と同じ成分の市販薬が薬局で買えるか解説していきます。

この記事書いた人
phama_di(ファマディー)

<プロフィール>

  • 大手調剤薬局の管理薬剤師
  • 管理薬剤師歴は10年以上
  • 一般用医薬品も幅広く販売

スイッチOTC成分を正しく使って上手にセルフメディケーションをするお手伝いをしていきます。

医療用の『ボルタレンゲル』と同じ成分のジクロフェナクナトリウムはスイッチOTC化されています。
処方せんが無くても薬局やドラッグストア、インターネットでの購入が可能です。

医療用(先発品):ボルタレンゲル1%、ナボールゲル1%

医療用(後発品):ジクロフェナクNaゲル1%

目次

ジクロフェナクナトリウムってどんな薬?

ジクロフェナクナトリウムはフェニル酢酸系の非ステロイド性抗炎症薬で、抗炎症、鎮痛作用を示します。

医療用としては錠剤、カプセル、坐剤、ゲル剤、ローション剤、テープ剤、パップ剤、クリーム剤が使用されています。

ジクロフェナクナトリウムが含まれている市販薬のゲル剤(処方せん無しで購入可能)

医療用のボルタレンゲルも、ナボールゲルもジクロフェナクナトリウムを1%含んでいます。

市販薬もジクロフェナクナトリウムを1%含んでいますが、メントールを多めに加えて清涼感を出している商品もあります。

ジクロフェナクナトリウムが含まれている市販薬のゲル剤

  • dZゲル
  • ガリバノールDFゲル
  • コーホージクロDXゲル
  • サロメチールジクロゲル
  • シンパスジクロフェナクゲル
  • ジクトペインZゲル
  • ジクペタスZゲル
  • ジクペタスZゲルα
  • ジクリッチZゲル
  • ジクリッチZゲルα
  • ジクロアタックZXゲル
  • ジクロテクトPROゲル
  • スナップキンDFクールゲル
  • ゼノールジクロダイレクトハードゲル
  • タイアンテロンDFクールゲル
  • バンスキットZゲル
  • ヒフサールゲルDX
  • ビーエスバンDXゲル
  • フェイタスZαジクサスゲル
  • フェイタスZゲル
  • ボルタレンACゲル
  • ボルタレンEXゲル
  • ラクペタンDXゲルα
  • リフェンダジクロフェナクゲル

青い線が引いてある商品は有効成分としてl-メントールを含有しています。
黄色の線が引いてあるものはl-メントール4.5gグリチルレチン酸0.05gノニル酸ワニリルアミド0.02g
を含んでいますので刺激が持続します。

どの商品を選んでも、効果に大きな差があるとは思えません。

鎮痛効果に大きな影響を与えるものではありませんので、チューブの形状や値段で選んでいただければよいと思います。

フェイタスZαジクサスゲル

成分 100g中分量
ジクロフェナクナトリウム1g
l-メントール4.5g
グリチルレチン酸0.05g
ノニル酸ワニリルアミド0.02g

フェイタスZゲル

成分 1g中分量
ジクロフェナクナトリウム10mg

ボルタレンACゲル

成分 1g中分量
ジクロフェナクナトリウム10mg

医療用のボルタレンゲルに最も近い商品です。

ボルタレンEXゲル

成分 1g中分量
ジクロフェナクナトリウム10mg
l-メントール30mg

l-メントール入りのタイプです。

ジクロフェナク含有の医療用医薬品と市販薬の違い

ジクロフェナクナトリウム含有のゲル剤は、医療用医薬品と市販薬との間に違いがあります。

効能・効果が異なる

効能・効果が異なります。効果といっても効き目が違うわけではありません。

医療用の『ボルタレンゲル』『ナボールゲル』は以下の疾患に使用できます。

下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛(筋・筋膜性腰痛症等)、外傷後の腫脹・疼痛

一般用医薬品のジクロフェナクナトリウム含有ゲル剤は以下の疾患に使用できます。

腰痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫

使用できる年齢が異なる

医療用の『ボルタレンゲル』は添付文書上、使用できる年齢に制限はありませんが、市販のジクロフェナクナトリウム含有のゲル剤は15歳未満の小児は使用できません。

ジクロフェナクナトリウム含有の一般用医薬品を使用してはいけない人

一般用医薬品のジクロフェナクナトリウム含有の製品を使用できない方もいます。購入時は薬剤師等から説明を受けて購入してください。

1.次の人は使用しないでください
 (1)本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
 (2)ぜんそくを起こしたことがある人。
 (3)妊婦または妊娠していると思われる人。
 (4)15歳未満の小児。
2.次の部位には使用しないでください
 (1)目の周囲、粘膜等。
 (2)皮ふの弱い部位(顔、頭、わきの下等)。
 (3)湿疹、かぶれ、傷口。
 (4)みずむし・たむし等または化膿している患部。
3.本剤を使用している間は、他の外用鎮痛消炎剤を併用しないでください
4.長期連用しないでください

ジクロフェナクナトリウム含有ゲル剤(市販薬)のまとめ

  • ジクロフェナクナトリウムは医療用にも使用されている成分。
  • 青い線が引いてある商品は有効成分としてl-メントールを含有しています。
  • 黄色の線が引いてあるものはl-メントール4.5gグリチルレチン酸0.05gノニル酸ワニリルアミド0.02gを含んでいますので刺激が持続します。
  • 15歳未満には使用できません。

商品名だけだとなかなか選びづらいと思いますので、「濃度」「大きさ」「値段」で比較してみてください。

用法用量を守って正しくお使いください。

ボルタレンゲルと同じ成分の一般用医薬品は薬局で買えますか?

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

免責事項
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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

他にも、薬剤師のための転職ブログ(ファマブロ)も運営しています。

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