イブプロフェンは、医療用医薬品のブルフェン錠に入っている成分です。解熱鎮痛作用を示す成分で1985年にスイッチOTC化されました。風邪薬や頭痛薬、生理痛用薬の多くにイブプロフェンが含まれています。
イブプロフェンの入った医薬品は処方せん無しでも薬局やドラッグストアで購入可能です。
イブプロフェンの特徴
- 古くからある鎮痛薬のアスピリンに比べて胃腸への影響が少なく、抗炎症作用も示します。
- 頭痛、咽頭痛、月経痛(生理痛)、腰痛等に使用されます。
- 胃腸障害を起こすことがあるため、空腹時の服用は避けましょう。
- イブプロフェン含有の医薬品、他のかぜ薬・解熱鎮痛薬を使用(服用)してぜんそくを起こしたことがある人はアスピリン喘息を誘発するおそれがあるため服用できません。
- 一般用医薬品としてのイブプロフェンは「15歳未満の小児」は服用できません。(医師の処方せんに基づく場合は15歳未満の小児にイブプロフェンが使われることもあります。)
※添付文書をよく読んで正しく服用してください。
イブプロフェンの作用機序
イブプロフェンは、痛みや発熱の原因となるプロスタグランジンの産生を抑えることにより、解熱・鎮痛作用を発揮します。
頭痛や関節痛の症状も、プロスタグランジンの働きによって生じます。また、月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっていることから、月経痛(生理痛)にも効果があります。
イブプロフェン含有の頭痛薬(生理痛にも使えます)
イブクイック頭痛薬(指定第2類医薬品) エスエス製薬
2錠中(1回量)
イブプロフェン150mg
アリルイソプロピルアセチル尿素60mg
無水カフェイン80mg
酸化マグネシウム100mg
⇒イブクイック頭痛薬の詳細
イブA錠(指定第2類医薬品) エスエス製薬
2錠中(1回量)
イブプロフェン150mg
アリルイソプロピルアセチル尿素60mg
無水カフェイン80mg
⇒イブA錠の詳細
ナロンエース(指定第2類医薬品) 大正製薬
2錠中(1回量)
イブプロフェン144mg
エテンザミド84mg
ブロモバレリル尿素200mg
無水カフェイン50mg
⇒ナロンエースの詳細
ナロンエースR(指定第2類医薬品) 大正製薬
2錠中(1回量)
イブプロフェン144mg
エテンザミド84mg
ブロモバレリル尿素200mg
無水カフェイン50mg
乾燥水酸化アルミニウムゲル66.7mg
⇒ナロンエースRの詳細
ナロンメディカル(第1類医薬品) 大正製薬
2錠中(1回量)
イブプロフェン200mg
⇒ナロンメディカルの詳細
ノーシンピュア(指定第2類医薬品) アラクス
2錠中(1回量)
イブプロフェン150mg
アリルイソプロピルアセチル尿素60mg
無水カフェイン80mg
⇒ノーシンピュアの詳細
バファリンルナ(指定第2類医薬品) ライオン
2錠中(1回量)
イブプロフェン130mg
アセトアミノフェン130mg
アリルイソプロピルアセチル尿素60mg
無水カフェイン80mg
⇒バファリンルナの詳細
リングルアイビー(指定第2類医薬品) 佐藤製薬
1カプセル中(1回量)
イブプロフェン150mg
⇒リングルアイビーの詳細
リングルアイビー200(指定第2類医薬品) 佐藤製薬
1カプセル中(1回量)
イブプロフェン200mg
⇒リングルアイビー200の詳細
リングルアイビー錠200(指定第2類医薬品) 佐藤製薬
1錠中(1回量)
イブプロフェン200mg
⇒リングルアイビー錠200の詳細
>このほかにもイブプロフェン含有の一般用医薬品は多数あります。