病院に行かなくても薬局で買える、医療用と同じ成分の市販薬を調剤薬局の管理薬剤師が解説します。

ノイエルカプセルと同じ成分の市販薬はありますか?薬局で買えますか?

ノイエルカプセルと同じ成分の市販薬はありますか?薬局で買えますか?
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胃が痛いのですが、だいぶ前に病院でもらった『ノイエルカプセル』が効いたような気がします。同じ成分の薬は処方せんが無くても薬局で買えますか?

ノイエルカプセル200mg』ですね。
では今回は、ノイエルカプセル200mg』と同じ成分(セトラキサート塩酸塩)の市販薬について解説していきたいと思います。

この記事書いた人
phama_di(ファマディー)

<プロフィール>

  • 大手調剤薬局の管理薬剤師
  • 管理薬剤師歴は10年以上
  • 一般用医薬品も幅広く販売

スイッチOTC成分を正しく使って上手にセルフメディケーションをするお手伝いをしていきます。

医療用のノイエルカプセル200mg』の有効成分であるセトラキサート塩酸塩はスイッチOTC化されています。
処方せんが無くても薬局やドラッグストア、インターネットでの購入が可能です。

医療用(先発品):ノイエルカプセル200mgノイエル細粒40%

医療用(後発品):無し

目次

セトラキサート塩酸塩ってどんな薬?

セトラキサート塩酸塩は胃の粘膜の血流を改善し、荒れた胃の粘膜を修復する作用があります。

セトラキサート塩酸塩含有の市販薬は処方せんなしで購入可能

セトラキサート塩酸塩含有の市販薬は以下の通りです。

  • グッドナー錠
  • グッドナー顆粒
  • 新センロック散剤
  • 第一三共胃腸薬コアブロック散剤

では製品ごとの違いを見て行きましょう。

グッドナー錠

9錠中成分分量
〔内層〕セトラキサート塩酸塩600mg
ロートエキス30mg
〔外層〕合成ヒドロタルサイト1200mg
炭酸水素ナトリウム600mg

グッドナー顆粒

3包(3.9g)中成分分量
〔淡褐顆粒〕セトラキサート塩酸塩600mg
ロートエキス30mg
〔白顆粒〕合成ヒドロタルサイト1200mg
炭酸水素ナトリウム600mg

新センロック散剤

販売終了しています。

第一三共胃腸薬コアブロック散剤

こちらも販売終了です。

医療用と市販薬の違い

効能・効果が異なる

効能・効果と言っても、効き目が違うわけではありません。どんな症状に使用できるかです。

医療用医薬品のノイエルカプセル、ノイエル細粒は以下の疾患で使用されます。

・下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
  急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
・胃潰瘍

セトラキサート塩酸塩含有の一般用医薬品は以下の疾患に使用できます。

胃の痛み,胃部不快感,胃部膨満感,胃もたれ,胃重,胸つかえ,胸やけ,げっぷ,吐き気(むかつき,嘔気,二日酔・悪酔のむかつき),嘔吐,飲み過ぎ,胃酸過多

服用できる年齢が異なる

医療用の『ノイエルカプセル、ノイエル細粒』は添付文書上、服用できる年齢に制限はありません。

それに対し、セトラキサート塩酸塩含有の市販薬は、15歳未満の小児は服用しないことと記載されています。

セトラキサート塩酸塩含有の市販薬を使用してはいけない人

セトラキサート塩酸塩含有の市販薬を使用できない方もいます。購入時は薬剤師等から説明を受けて購入してください。

1.次の人は服用しないこと
 透析療法を受けている人。
2.本剤を服用している間は,次の医薬品を服用しないこと
 胃腸鎮痛鎮痙薬
3.授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けること
 (母乳に移行して乳児の脈が速くなることがある。)
4.長期連用しないこと

※グッドナー錠、グッドナー顆粒共通

15歳未満の小児:服用しないこととされていますのでご注意ください。

セトラキサート塩酸塩含有 一般用医薬品のまとめ

  • セトラキサート塩酸塩は医療用にも使用されている成分です。
  • セトラキサート塩酸塩単剤の市販薬はありません。制酸剤が配合されています。
  • 市販薬のセトラキサート塩酸塩含有製品は15歳未満は服用できません。

用法用量を守って正しくお使いください。

セトラキサート塩酸塩の製品はほとんどなくなってしまいました。

ガスター10などの効き目の良い商品が売れているためでしょう。

ノイエルカプセルと同じ成分の市販薬はありますか?薬局で買えますか?

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一般用医薬品購入時の注意点

このサイトでは病院でもらう薬と同じ成分の薬を処方せん無しで購入できるかどうかを紹介していますが、その薬を推奨している訳ではありません。

体質や服用中の薬によっては使用できないものもあります。

一般用医薬品を購入する際には医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

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この記事を書いた人

pharma_di(ファマディー)
大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。
保険調剤だけでなく市販薬の販売も行っています。

国は医療費削減のため、これからセルフメディケーションを推奨してくるはず。これから自己負担の割合も3割から上がるかもしれません。

この記事を読んでくれた皆様が上手なセルフメディケーションができるよう、薬剤師という立場から市販薬を選ぶポイントを解説しています。

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